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第128回 北信越大会(春) 準決勝

   

遊学館ー敦賀気比

2013年6月3日 石川県立野球場

▽準決勝

1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
敦賀気比 13
遊学館 16

(敦)岸本、三染-喜多
(遊)谷西、河合、松田-高本
【三塁打】山根(敦)廣橋、大日向(遊)
【二塁打】浅井、平沼、喜多(敦)廣橋、谷西(遊)

 
北信越準決勝は、昨秋の北信越大会準々決勝と同じく敦賀気比との対戦となった。昨秋は敦賀気比岸本に完封されて、延長10回の末0−1で敗れた相手。何としても勝ちたい相手。

注目の先発投手。遊学館は昨日3イニング好投した谷西。一方の敦賀気比は一昨日146球の粘投で完投した岸本が先発。中一日になるので岸本はないかなとも思ったがセンバツベスト4のエースが登場と、遊学館にとってこの上ない。春の大会でも岸本をぶつけてきてくれた敦賀気比ベンチの心意気を感じた。
また、今村が1番、チームで一番打撃好調な高本が捕手でスタメンに、また谷西も先発と超攻撃的な布陣の新打線は期待していた布陣。スタメンを見ただけで興奮してしまった。

谷西の心配された立ち上がり。先頭の峯はセカンドフライに打ち取るも、続く米満一は鮮やかにセンター前にヒットを放つ。ここで敦賀気比ベンチは、1年生の高本を試すかのように盗塁を試みるもストライク送球でタッチアウト。立ち上がりが不安だっただけに大きいプレーであった。この後谷西はリズムに乗り3回まで無得点に抑える上々の立ち上がり。

一方の打線は岸本相手にどんな攻めを見せるか。
初回、簡単に2死になるも、北口は追い込まれながらセンター前ヒット、廣橋もファールで粘って四球を選ぶ。続く太田の打球はボテボテのショートゴロだったが悪送球。いきなり2死満塁のチャンスをもらい今日6番に下がった水上がセンター前に放ち1点先制。二塁から本塁を狙った廣橋は惜しくもタッチアウトとなったが相手のミスからのチャンスを見事ものにした。二塁から還ろうとする姿勢は良いと思います。

二回裏、2死となるもここから谷西ライト前、今村レフト前、藤口センター前とまたもや満塁。北口が138キロをライト前に弾き返しタイムリー、打球が速すぎて1点止まりだったがいいバッティングだった。続く廣橋はセンターオーバーの三塁打で走者一掃で3点追加。一年生ながら四番も板についてきた。
鯖江ボーイズ出身の廣橋は、同じく鯖江ボーイズの2学年先輩の岸本投手との対戦を熱望していたが、このような形で対戦しタイムリーを打てるとは、本人も想像してなかったのではないか。

点を取った大事な裏の三回表は、ヒットを打たれたが、9番岸本に代打を起用。結果、谷西が無失点に抑えたのだが、2回までに岸本を攻略できたのは大きい。

三回裏、三回から岸本をリリーフした三染から、先頭水上がセンター前、高本ライト前、今村の四球で2死満塁と攻め立てるも、藤口はセンターフライで無得点。三染は三番手と思ってたが、右本格で140キロのストレートを投げ込んでくる所が敦賀気比の恐ろしさを感じた。三染は全国で通用する投手です。

四回表、敦賀気比宮崎のライトオーバーの弾丸ライナーを大日向が好捕。喜多は二塁内野安打、浅井はレフトフェンス直撃の二塁打で1死二三塁。続く平沼が左中間をやぶる二塁打で2点。この平沼も一年生。岩田がライト前で1死一三塁。この4連打で谷西は降板して河合がリリーフに。しかし山根に右中間三塁打で2点。三染は三塁ゴロだが、三塁に帰塁した山根に守備妨害を取られて、2死一塁となり峯がセンターフライでアウト。守備妨害に対して敦賀気比が猛抗議、たしかに微妙な判定だったが判定は覆らず。結果的にこれが助かった。気比の猛抗議も分かる気がする。

四回裏、1点差に迫られて敦賀気比ペースになりかけたが、1死満塁から大日向の痛烈なセンター前で1点。取られた後だけにこの1点は大きかった。しかし、続く高本は併殺で1点止まり。この辺が敦賀気比の強さ。一歩も引いてくれない。

五回表、河合は簡単にツーアウトを取るも、喜多に左中間二塁打、浅井がレフト前ヒットで1点返す。この当たりで二塁から還ってきた喜多の走塁は素晴らしかった。ここで河合から松田に交代。松田は、いきなり死球を出すも後続をセンターフライに打ち取り、怖い敦賀気比の反撃を1点で止めた。

この後は、遊学館に決め手も出ず、何とか敦賀気比の猛攻を凌ぐ展開が続き、何とか八回表までをリードして終了できた。

そして八回裏、藤口レフト前、北口四球、北村レフト前で、無死満塁。しかし太田と水上が連続三振。追加点をあきらめたが、2死満塁から大日向がこの死闘に終止符を打つセンターオーバーの三塁打で3点追加。

九回表は、松田が三者凡退に切って取りゲームセット。

全国クラスの二投手から16安打できた遊学館打線は本物。
大きかったのは、2つの牽制アウトだった。
6回表、1死二塁で好打者峯を迎えた場面で松田の絶妙な牽制でアウト
7回表、1死一二塁で二塁ランナーのリードが大きい所を高本が二塁牽制でアウト
敦賀気比も次の塁を意識していた結果だと思うが、それだけギリギリの試合だったのだと思う。

廣橋は6回に右手に死球を受けて途中交代した事はかなり心配。明日は無理せずにいて欲しい。

結果を見ると遊学館は打ち勝つ理想の野球が出来たし、昨秋のリベンジ成功だが、やはりきつい相手だった。
大日向の決着タイムリーの裏には、松田の4回1/3を3安打無失点と、すべてがかみ合っての勝利で言う事ありません。
これが秋の大会ならと思ってしまうのは、欲張りすぎか(笑)

明日の決勝は、10時から県立球場で決勝戦。明日は星稜に勝った富山第一が相手。おそらく宮本投手は投げないと思うし、遊学館も投手を使い果たした感じ。本定と牧井でゲームを作れれば最高。
星稜の分までがんばって、地元開催の意地を見せて欲しい。

 

◆敦賀気比
       打安点振球犠盗
(中) 峯  5101---
(三)米満一 41011--
(一)宮 崎 510----
(捕)喜 多 420----
(遊)浅 井 321-1--
(左)平 沼 322-1--
(右)岩 田 310--1-
(二)山 根 422----
(投)岸 本 000----
 打 中 西 100----
 投 三 染 2101-1-
    計  341353320

    回  数打安振球責 
岸 本 2  67147214
三 染 6  104309354


◆遊学館
       打安点振球犠盗
(左)今 村 210-1--
 投 河 合 000----
 投 松 田 200----
(二)藤 口 520----
(中)北 口 321-2--
(三)廣 橋 113-21-
 三 北 村 110----
(一)太 田 5102---
(遊)水 上 42111--
(右)大日向 534----
(捕)高 本 5101---
(投)左
   谷 西 4201---
    計  371695610

    回    数打安振球責 
谷 西 31/3  34166014
河 合 11/3  2274001
松 田 41/3  56163320

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