第134回 北信越高校野球石川大会(春) 展望

今大会のシード校および注目校を昨秋の県大会の結果から予想しました。

野々市明倫:秋優勝

秋に県大会初優勝を果たした野々市明倫は、ロス遠征の石川選抜に選ばれた堀と松浦のバッテリーを中心に春も王座を狙う。堀は先日の石川招待試合で甲子園メンバーが揃う龍谷大平安相手に、中盤までは持ち味である粘りの投球で抑えたものの、後半は捕まってしまい息切れした。左の内山へうまくスイッチ出来るかが鍵。ノーミスの守備で堀を盛り上げ、日比野が出塁し、秋に1年生で4番に入った沖野や生長、松浦で還す展開が出来れば春も上位が見えてくる。野々市明倫を初優勝に導いた名将中野監督の采配にも注目したい。

小松:秋準優勝

越智前監督が作り上げた秋の準優勝チーム小松。今春から引き継いだ吉田新監督の体制でどのようなチームになるか。吉田監督は中学野球では有名な指導者だっただけに、その手腕にも注目が集まる。秋は金沢学院東(春から金沢学院)、津幡に対しては打撃戦を制した。準決勝の航空石川戦では延長の末、勝負強い上原子の決勝打で決勝進出を決めた。攻撃陣は、河端、木田、菅波と好選手が並ぶ。投手陣は昨夏エースナンバーの宇田を筆頭に他4人のピッチャーも控えている。チーム力では昨年のチームよりも上か。

小松大谷:ベスト4

ここ最近は安定した結果を残す小松大谷。山下亜門や木村幸四郎といった絶対的エースはいないが打線の破壊力には魅力がある。先日も龍谷大平安の主力チームに県勢唯一の勝利を挙げた。その試合で7番に強打者瀬堂がいたのは脅威に感じた。投手陣でも田上、斉藤とエース級が2枚揃っているのは強み。

航空石川:ベスト4

秋の大会で最も振れていたのが航空石川。圧巻だったのは準々決勝。シード校金沢の5投手から12点を奪う猛攻でコールド勝ちを収めた。打田、野村の攻守の要を中心に今年も強力打線は健在か。6年ぶりの甲子園出場のためにも夏のシードが欲しい。

金沢、門前、津幡、金沢西:ベスト8

秋季大会で航空石川にコールド負けした金沢だが、いまもその尾を引いている。打線がうまく噛み合っていない感じもするが、投手力を整備できれば勝ち上がる力は十分にある。新2年生には好選手が揃う私学3強の一角、このまま終わるとは思えない。有力選手がかなり集まった新1年生の出場があると面白い。
1、2年生合わせてわずか10人ながら、秋季大会では53季ぶり(26年ぶり)となるベスト8進出と快進撃を見せた門前は、選抜21世紀枠石川代表に選ばれた。一冬越してその真価が問われる。
津幡は、秋季大会初戦で大本命の遊学館に勝利。寺地、林の左の2枚看板は今年も健在。マウンド経験も積んで手強い投手になっていそう。喜多や竹腰の長打力のあるスラッガーを並べる打線で、この春また津幡旋風を巻き起こすか。
秋季大会では星稜を接戦の末に星稜を下した金沢西だが、勝因はなんといってもエース砂山の好投。今大会も砂山の出来がカギを握る。

強豪ひしめくノーシード勢

昨年は成績を残せなかった桜丘は、亀井ー若狭の新3年生バッテリーが健在。これに長身ピッチャー長柄など好選手が揃う新2年生らの台頭に期待したい。
初戦で優勝した野々市明倫に足をすくわれた鵬学園だが、左腕エース池下、右本格派の桜井がひと冬越えてどれだけ成長したかが見物。打線も切れ目なく好選手が並び優勝候補の一角。

ベンチワークのいい輪島も乗せたら怖い存在。創部10年を迎える北陸学院はそろそろ結果が欲しい。また、金沢商の好投手福田はどこまで伸びているか、リードオフマン杉本など強力打線が売りの小松工、1生大会ではひとり気を吐いた飯田の新谷にも注目したい。

星稜は、秋にベンチ入りした9人の新2年生(1年生大会優勝)を虎谷、森田、横越らの新3年生が引っ張り王座奪還を狙う。1年時から完成度の高かったエース清水は安定感もあり、一冬越えての投球が楽しみな投手。やはり優勝候補の一角。

遊学館
秋はまさかの2回戦敗退となり、ノーシードで春を迎える遊学館は、2年連続の春夏連覇を目指す。当然、優勝を狙えるチーム。スタメンと控えの差がそれほどないのが山本監督にとって悩めるところではないかと思うくらい野手陣に関しては言うことなし、特に打撃は、内潟・保科・岩渕の中軸を筆頭に各選手が好調で隙は見当たらない。普段どおりのプレーをすれば打ち勝てる実力は十分。投手陣では、エース戸部、琴浦、2年生栃原は計算できる投球をするが、その他の投手も調子を上げていかなければならない。投手陣の整備はどのようになっているかも見どころ。

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