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第97回全国高校野球選手権石川大会 決勝 VS金沢

   

遊学館 対 金沢

◇決勝 ◇石川県立野球場 ◇2015年7月27日

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
遊学館 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1
金沢 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
(遊)小孫-高本
(金)竹田-上田直
【二塁打】高本(遊)

 
20150727

戦評

決勝の相手は金沢との対戦。遊学館は、これまで夏は過去14年間で10回決勝進出しているが、そのうち7回は金沢と決勝を戦っている。戦績は3勝4敗と負けているものの、毎回僅差の勝負をしてきた両チーム。
今のチームでは2度対戦しており、昨秋は5-11で敗れているが、今春は3-1で勝利し、1勝1敗、夏の決勝の舞台で決着をつけることとなった。

遊学館は小孫、金沢は竹田の両エースが先発で試合は始まった。
プロ注目の好投手竹田は、序盤からスライダーが低めに決まり好調を維持して連投とは思わせない投球を見せる。一方、遊学館の内野陣は、序盤は動きが硬く、ミスもいくつか見られたが、今日の小孫は立ち上がりから好調。これは今日だけでなく今大会通じて言える事だが、立ち上がりからストライクが先攻する安定のピッチング。しかし、金沢打線も簡単ではなく三振はいつも通り取れなかった。

3回に金沢は2死二塁のチャンスを作ると、3番岩井の打球は三遊間を破るヒット。しかし、今日先発のレフト松田が本塁へストライク送球でタッチアウト。このファインプレーで流れを引き寄せたかに見えた。
その裏、4回の遊学館の攻撃では、四球と送りバントで1死一、二塁のチャンスで廣橋がライト方向へいい当たりをするが、金沢のセカンド中山の超ファインプレーが飛び出し、セカンドライナーで無得点。両チーム好守備で盛り立てて流れを渡さない。

両エースの投げ合いで0-0のまま、回は進んでいくが、6回に均衡が破れる。遊学館は2死から高本が、レフト線へ2塁打を放ち、打者は前の打席でいい当たりをしている廣橋。その廣橋は、初球甘く入った変化球を見逃さずセンター前へ。これで高本が還り、遊学館が1点を先制した。今大会は不調で苦しんだ廣橋だったが、この打席では引っ掛けることなく、しっかりセンターへ弾き返した。ここ一番で結果を出す廣橋、1年時からそうだったがやはりなにか持っている選手。

その後、小孫は回を重ねるごとにギアを上げ、中盤はなかなか三振を取れなかったが、8回9回で4つの三振を奪う。9回、好打者中川広大から三振を奪うと、最後の打者も三振に打ち取りゲームセット。1-0のしびれる試合を制して、3年ぶり6度目の甲子園出場を決めた。

今日はやはり、強力打線の金沢を無四球で完封した小孫の力投に尽きる。小孫の持ち味はMAX146キロのストレートだが、春先までは力任せにストレートを投げて打たれる事が多かった。また、制球に苦しみ、決め球を欠いてファウルで粘られ、球数が多くなっていたが、夏の大会に入って試合を重ねるごとに、変化球の制球が安定してくると、持ち味の直球も活きるようになった。

しかし、打線は最後まで調子が上がらなかった。チーム打率は2割台と甲子園に出場するチームとしては最低かもしれない。逆の意味で目立ちそうだが、甲子園では打てないチームと相手を油断させておいて、打線爆発を期待したい。石川代表として精一杯の活躍を期待したい。
 

打者成績

【遊学館】
守備 選手名 打数 安打 打点 三振 四球 犠打 盗塁
(中) 飯田 4 0 0 2
(二) 中村 3 1 0 1
(三) 土倉 3 0 0 1 1
(捕) 高本 3 1 0 1
(三) 廣橋 4 1 1 1 1
(右) 内潟 4 0 0
(投) 小孫 4 1 0
(左) 松田 2 1 0 1
石森 0 0 0
(遊) 中野 3 0 0 1
30 5 1 5 2 2 0
【金沢】
守備 選手名 打数 安打 打点 三振 四球 犠打 盗塁
(二) 中山 3 1 0 1 1
(三) 新井 3 0 0 2 1
(中) 岩井 4 1 0
(右) 中川 4 1 0 1
(一) 根上 3 2 0 1
藤島 0 0 0
(捕) 上田直 3 1 0 1 1
(左) 井ノ山 3 0 0 2
(投) 竹田 3 0 0
(遊) 田代 3 1 0
29 7 0 7 0 4 0

投手成績

【遊学館】
選手名 回数 球数 打者 安打 三振 四死 自責
小孫 9 122 33 7 7 0 0
【金沢】
選手名 回数 球数 打者 安打 三振 四死 自責
竹田 9 132 34 5 5 2 1

 

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